ある日、突然夫から転勤の話を聞いたとき「引越しの準備が…」「仕事どうしよう…」「子供たちの学校あるのに」と不安や悩みでいっぱいになってしまいますよね。
転勤という一つの働き方によって家族全員が大きな変化を経験する家庭は、実は雇用者人口3000万人に対して77万人と少ないのです。(出典:リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査(JPSED)2019」)
そのため、突然転勤を言い渡された家庭では不安しかなく、誰かに相談してもその悩みを理解してもらえないと負のループを経験します。
この記事は、結婚し転勤・引越しで負のループを経験した私が書いています。
この記事を読んで少しでも不安や悩みを知ることで軽減させ、備えることで前向きに捉え、より良い生活を送れたらと思います。
目次
転勤を伝えられた主婦の悩み(お金の悩み)
お金がまとまって出ていく!
転勤に伴う引っ越しなので会社から経費として出るだろうと思います。
しかし、お金がかかるのは引越しだけじゃないですよね。
引越しした先のカーテンの幅や長さが合わなければ買い替えないといけない。
お気に入りで買った食器棚が入らない、洗濯機などの家電が設置場所に入らない…等々プラスアルファで出費することがあります。
子供がいたら、指定の制服やかばん、体操服、上履きなど予定外の出費が出ることもあります。
また、住む土地によっては防寒具などの買い足しなどもあるかもしれません。
お金は出ていくだけ?損ばかり?
転勤族の多くの企業は、社宅や住居補助などによって住居費が安く済むことが多いので、出費も相殺されることが多いので安心してください。
しかし、転勤の可能性がある家庭であれば、少しずつお金を引越し費用として置いておくことをお勧めします。
転勤を伝えられた主婦の悩み(仕事やキャリアの悩み)
単身赴任してもらう?一緒に行く?
そもそも転勤の辞令が出たら、あなたは、ついて行来ますか?
約8割の主婦は「基本的にはついて行く」と答えているそうです。
単身赴任など夫婦別居で暮らしていくことで、子どもへの影響や夫婦関係に影響を与えてしまうからだと言われています。
キャリアを諦めたくない!
ついて行くと決めても、自分のキャリアを天秤にかけ諦めないといけないというのは悔しいですよね。
それに、正社員として働いていると収入面でも大きく差が広がると言われています。
しかし、正社員の転職は難しいと言われているのも現実です。
ちょっと待って!キャリアを諦める前に!
お勤めの会社へ何点か確認してみてください。
- 今働いている会社の制度で退職ではなく、休職制度が使えないか?
- 夫の転勤先に異動願いが出せないか?
以上、2点が出来れば、諦めなくてもいいかもしれませんね。
どんな仕事を選べば良いの?
これは私の友人の話ですが、夫が転勤する職業だと分かっていたので、どの土地でも通用する職業(看護師)で全国展開している職場(病院)を選択しました。
自由度の高い在宅ワークや、どの土地でも通用する介護や看護などの医療従事者、公文や学研教室など教育関係、事務系の仕事などもキャリアを築きやすい職業だと挙げられます。
転勤を伝えられた主婦の悩み(友人、人間関係の悩み)
新しい環境に馴染めるか不安
これは転勤する家族全員が悩む事実ではないでしょうか?
転勤する夫自身、妻、子どもも新しい環境に身を置くというのは、不安が大きくて当然だと思います。
かく言う私も専門学校に通学するため18歳で実家を出て一人暮らしをしましたが、学校に馴染むのも、アルバイトするのにも時間がかかり不安で泣いてホームシックになることもしょっちゅうでした。
そんな気持ちを転勤の度に経験するのですから不安が強いのも頷けます。
しかし、同じ地域にいても関係性を構築することは難しいと言われていますが、転勤し色々な場所で人見知りせずに話していけるように自身のスキルとして身についていくのも事実です。
みんな周りはグループ出来ていて入れる雰囲気がない
女性はグループで集まりたいという集団心理が強いため、グループに入りにくいという気持ちは分かります。
では、どうやって入ると良いでしょう?夫は会社というグループに入り、子どもは学校や幼稚園、保育園と集団に入れます。
しかし、主婦は仕事をしない限りグループに属することがなく孤立してしまうことが多くなります。
解決方法
私ももれなく、グループに入るのが苦手な一人です。そこで以下のようなことを積極的に行動しました。
- 子供がいるのであればPTAや子供会の役員、地域のボランティア活動などに参加する
- 趣味や習い事を始めて機会を作る
- 転勤妻の集まるSNSなどを活用してみる
- 単発や派遣など仕事を探してみる
PTAなども本当はやりたくはないですが、委員には役割があって周囲とも関わる機会が増え、毎月必ず顔も合わせ、自然と連絡先を交換するなど友人を作るには良い環境でした。
その時の友人が、今でも一番仲の良い友人になっています。
転勤を伝えられた主婦の悩み(マイホームの悩み)
いずれはマイホームが欲しい!
やはり帰る場所があるというのは安心感が違います。
それは、家庭を持つほとんどの人が思い描く事ではないでしょうか?
しかし、転勤が多いとなるとマイホームを持つことが難しくなります。
どこに、いつ、誰と住むなど具体的な予定が立てられないというのが一番の原因になります。
マイホームを持つことは必須?
現代では必ずしもマイホームを持つことだけが幸せという事ではないことを知っておいて欲しいです。
昨今の気象変化などにより新築の住宅が浸水したり、地震で倒壊したりと思っていない被害も多くなっています。
そして、なにより高齢になると住宅のメンテナンス等も自分たちで行うことが難しいからです。
マイホームを持たない生活というのも考えながら人生設計することをおすすめします。
転勤を伝えられた主婦の悩み(子供の悩み)
転校ばかりになると思うと子供が不憫…
色んな土地に転校すると人間関係構築が難しいのは大人だけではないですね。
もちろん、子供も同じように学校での友人関係に悩むことがあります。
それは、年齢が上がれば上がるほど悩みが大きくなるのは大人と一緒ですね。
子供の成長、自己肯定感を養う機会です!
確かに悩みは尽きないですが、その環境をクリアしながら子供も自分のアイデンティティを確立していけます。
可哀そう、不憫だと声をかけ続けると子供は自分は可哀そうなんだ、不憫なんだと思い込んで自己肯定感が下がっていく原因にもなります。
そのため大人は必要以上の口は出さず、でもしっかりと子供を見てあげることが大切になってきます。
まとめ
私もこの経験を通して大切な友人に巡り合えたことや、子供と一緒に悩んだ時間も大切な財産の一つになりました。
この記事を参考に未来を想像してみてください。
転勤と言う一見ネガティブ、センシティブになりがちな経験も全て起こる出来事には必ず成長が伴います。
今の悩みはあなたを成長へ導いている出来事です。
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