不倫の悩み

なぜ不倫してしまうのか!心理学から見た原因紹介します!

あなたは自分の結婚相手が、自分を差し置いて他の人と楽しく過ごしていたり、身体の関係を持っていると知ったら、どのような気持ちになりますか。

おそらく多くの方は、「ふざけるな!裏切りだ!」と思うのではないでしょうか。

今の日本では、”不倫はしてはいけない行為”として、婚姻関係を結ぶ際に契約しています

ただ、基準としては、日本は婚姻関係を結ぶ際、”貞操義務”を負っています。

貞操義務とは、夫婦関係以外の人と性的関係を持たないということです

一般的に、この夫婦関係以外の人と性的関係を持ってしまった場合、不倫とみなされます。

不倫は婚姻関係の約束を破る行為なのです。

 

ではなぜ不倫をしてしまう人がいるのでしょう。

普通に考えて、損する行為でしかありませんよね?

社会的信用も落としますし、流れによっては莫大な慰謝料を一生払い続けなければならなくなるかもしれません

それでもなぜ人は不倫してしまうのでしょう。

全ての人が不倫をしてしまうという訳ではありません。

不倫などせず、一生をパートナーと添い遂げるという人はたくさんおられます。

あなたはパートナーが不倫をしていると知った時、どうしますか?

今回、パートナーが不倫してしまう心理と、またその不倫を止めさせるためにあなたが取るべき行動を考えてみたいと思います。

不倫している時の心理状態とは?

不倫をしている人は、大きく3つの感情がせめぎあっています。

  • 子孫繁栄の本能
  • 人としての理性
  • 求めてしまう享楽

この3つの感情は、誰もが持っているものです。

不倫している時にせめぎあう3つの感情を、湧き上がる順に見ていきましょう。

不倫のきっかけ 子孫を残そうとする本能

男性なら、セクシーな女性が目の前を歩いていたら、つい目で追ってしまうと思います。

女性も、どうせ話すならタイプではない人よりも、イケメンと話せた方が楽しく感じます。

だからこそ、ホストクラブやキャバクラという職業があるのです。

人は生き物である以上、次の子孫を残そうとします。

これは本能です。

紫式部著書の”源氏物語”でも、主人公の光源氏には何人もの奥様がいましたし、多くの大名も家を守るために妻だけではなく”妾”という存在を抱えることも多くありました。

女性の場合は、身体の関係を持つと妊娠と直結してしまうため、自分のタイプであったとしても不貞行為に踏み切るのは男性に比べてかなりハードルが高くなります

ですが、あなたも経験あるのではないでしょうか?

「話すだけなら・デートだけなら、不倫にはならないでしょ?」という行動。

このような”浮気予備軍”的な行動も、元は子孫を残そうとする本能から生まれる行動なのです。

浮気の抑止力 人としての理性

不倫している人も、多くの人は後ろめたさを感じながらその行為を繰り返します。

  • 「これが妻にバレたら・・・」
  • 「こんな関係が周りにバレたら・・・」
  • 「このまま上手くいき続けるわけがない。」

このように後ろめたさを感じてしまう為、普段の生活に変化が出てしまい、結婚相手に不倫を疑われ、バレてしまうということが多いです。

バレた時は多くの方が謝ります。

「魔が差した」

「もう二度としない」

といったことを言うでしょう。

自分が間違ったことをしているということや、結婚相手を傷つけるということが分かっています。

楽しいはやめられない 求めてしまう享楽

異性とのコミュニケーションの中で、その人のことが気になってしまい、結婚相手がいた

としても、好きになってしまう。

不倫も、結局は恋なのです。

中にはただ身体の関係という人もいますが、不倫で恋愛感覚を楽しんでいる人も多くいます。

バレてはいけない、自分たちの時間を少しずつ調節して、こっそり時間を作る。

そうなると二人だけの秘密を否応なく共有することになり、余計に恋愛が楽しくなります

 

心理学で分かる不倫している時の心理とは

不倫している時の心理状態は、心理学でも説明できる内容です。

 

3つの感情を心理学で紹介させていただきます。

「本能論」で見る、生き物としてプログラムされた欲求 

三大心理学者の一人、フロイトが唱えている心理学の中に、「本能論」というものがあります。

本能は、身体の興奮を解消する目的の為に、精神的に意識する様に出来た仕組みだということです。

多くの人は、人を好きになり、恋愛をして、結婚して、子どもが産まれます。

結婚というものは人が後から作ったシステムですが、異性を好きになる感情は人が生き物である以上求めてしまう本能です。

子孫を残したい→身体的興奮の解消を求める→相手に対して興奮状態になる

以上の流れを、無意識化で行っています。

結婚や夫婦という後付けしたシステムよりもずっと昔から人の持っているものなので、仮に結婚している人でも、人を好きになってしまうとこの欲求は、無意識にも湧き上がってしまうものなのです。

人間に備わった「セルフコントロール」の力

人はTPOをわきまえようとしますし、今この行動を起こした場合その後どうなるかという

ことも考えます。

心理学では、このような自制心のことを「セルフコントロール」といいます。

この「セルフコントロール」には、理性と知性が関わってきます。

状況に合わせた自分が取った方が良い行動などを知性として持っています。

なので、小さな子どもが電車などに乗ってはしゃいでしまうのは、”このような公共の場では静かに過ごさなければならない”ということを知らないからです。

この時に親に教えてもらう中で”こういう人が集まる所では騒いではいけないんだ”ということを知ります。

そして、その知性を実行させるように働くのが理性です。

理性とは、自分を客観的に見ることができる心の動きです。

先ほどの例だと、次に公共の場に来た時に、人が集まる所で騒いではいけないんだということを、冷静に判断して自分に伝えてきます。

職場内で不倫している場合で、今不倫相手に何かアクションを起こしたいと思ったとしても、「今ここは職場だから、他の人の目がある。職場では二人の関係は内緒だから、ここで出してはいけない。その後仕事もやりにくくなるし、相手も嫌がるかもしれない。」と、自分をストップします。

障害があるほど燃える!ロミオとジュリエット効果

不倫も結局は恋愛です。

それも、禁止された恋愛なのです。

有名な「ロミオとジュリエット」という話があります。

こちらの話は最後悲しい終わり方をしていますが、このように反対される関係や、障害がある恋愛というものは、その恋をより魅力的に感じさせます。

なぜ魅力的に見えるかというと、やはり刺激になるからです。

同じ相手と長く付き合っていると、マンネリ化してくるといいます。

マンネリは、別れに繋がる要因になりますよね。

刺激はマンネリ化の逆で、より二人を強固にしてゆきます。

ただでさえ、障害の多い恋愛は魅力的な体験です。

その上、不倫に踏み出せてしまう様な恋愛体質の方ですと、今の自分に酔ってしまう一面も少なからずあります。

「いけないことをしている」

「ダメと言われるとやりたくなる」

不倫の背徳感は、恋愛のエッセンスになるだけではなく、自分の高揚感にも繋がるのです

 

 

心理学で考える 不倫を止めさせる方法!

3つの心理は、全ての人が持っている感情です。

その中で、どの感情に振れ幅が大きいかで、その人が不倫しやすさ・しにくさ、が分かれます。

では、実際結婚相手の不倫を止めさせたいと思ったら、どうすれば良いのでしょうか。

「本能論」を利用した不倫予防

本能は、身体の興奮を解消する目的の為に、精神的に意識する様に出来た仕組みだという

ことでした。

なので、夫婦関係であるあなたが、パートナーの身体の興奮を解消する為に一役買うとい

うことが、不倫への予防策だと言えます。

例えば、

  • いつもと違う雰囲気の服装でパートナーと出かけてみる。
  • たまにはホテルを利用してみる。
  • パートナーの好みに合わせた下着を着用してみる。

など、いつものあなたもいいのですが、少し違った異性としての刺激を与えてみることで、パートナーの意識があなたへ向く様になります。

年齢や性格によっては、少し抵抗がある人も多いかもしれませんが、少し勇気を出して、一度やってみて下さい。

ちなみに、やりすぎには要注意です。

あまりにそればかりを意識して変えすぎてしまうと、パートナーがあなたの良さだと思っていた所まで変えてしまう恐れもあります。

少し様子を見ながら、エッセンスとして意識してみるくらいが良いと思います。

「セルフコントロール」を利用した不倫の止めさせ方

不倫はしてはいけないことだということは、全ての人が知っていることです。

正攻法としてキチンと向き合うというのも、不倫の止めさせ方として有効です。

不倫中の人は、あまり周りの現実が見えていない状態となっています

これを引き戻すのは、我慢や罵声ではありません。

結婚とは、婚姻関係を結んでいるという現実の話なのです。

今の相手の状態を、自分で分からせるのです。

その時に、あなたが感情的になってはいけません。

感情的になってしまった場合、人は非難されると責任を逃れようとしてしまいます。

「これだから女は感情的になってイヤだ、だから別の人で癒されているのに。自分は間違っていない。」と、自分を正当化してしまいます。

また、黙って我慢するのも良くはありません。

そうすると相手は「どうせ別れる気はないだろう」と調子に乗ります。

あくまで、冷静に今の状況を分析して、「私はこう考えていますが、あなたはどうですか?」と今の相手の状況を考えさせるようにします。

「ロミオとジュリエット効果」を使った不倫の止めさせ方

夫婦関係において、ロミオとジュリエット効果を日常で生み出すのはかなりハードルが高く感じるでしょう。

ですが、ロミオとジュリエット効果はなにも恋愛だけに起こる心理状態ではありません。

何か目標があり、ある程度の障害を乗り越えなければならない場合、その目標達成の為にやる気が高まる心理現象もまた、ロミオとジュリエット効果と言えます。

なので、夫婦で共通の目標を持つということも効果的と言えます。

目標は、「少し難しいけど、二人で協力すればなんとか達成できる!」という目標が理想的です。

 

例えば、

  • 二人でいつまでに〇〇万円貯める
  • 夫婦で同じ習い事をして、一つの目標に向かってみる

など、方法はいくつもあります。

また、二人で共通の秘密ごとを持つというのもおススメです。

私の友人家族は、1年間貯金をして、毎年同じ時期に3泊程度の旅行に家族で出かけます。

その時に、必ず夫婦の時間を設け、子ども達とは別行動でデートするそうです。

友人夫婦は本当に仲が良く、毎年そのデートの時間を楽しみにしています。

 

まとめ

心理学的に不倫している人の状況と、不倫を止めさせるためにあなたが取るべき行動を紹介しました。

中にはこの行動をとってみても、効果が現れないこともあります。

ですが、冷静に状況を考えなければならないのは、不倫している人だけではなく、今お悩みのあなたも同じなのです。

今のあなたの状況を冷静に考えて、どのように行動すべきか、自分はどうしたいのかをキチンと考ええるきっかけにもなると思います。

 

冷静に今の状況を考える為にも、心理学などの一つの基準を元に、今の状況や環境をしっ

かりと見つめる力をもってください。

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