あなたは、周りの人をうらやましく思ったことはありませんか?
いつも笑顔の友達・美しい同世代の役者さん・仕事で成功している同僚・・・
そんな周りと自分を比べてしまい、「どうせ自分なんて・・・。」と悩んだことはありませんか?
これらの悩みの原因は、自己肯定感が低いことが原因となります。
自己肯定感とは、自分を大切に思う気持ちの事で、幸福感を高めるために無くてはならない感覚です。
自己肯定感が低い人は、小さなトラブルにもすぐに心が折れてしまい、新しいチャレンジに踏み出せなくなってしまいます。
自己肯定感の高い人は、トライアンドエラーを繰り返すことができるので、自己成長にも繋がりますし、何よりも幸せを強く感じながら生活できます。
自己肯定感は意識的に高めることが出来ます。
ただ、男女によって自己肯定感が低くなる要因に違いがあります。
その差を正しく理解して、幸福感を高めていきましょう。
目次
あなたの自己肯定感を下げてしまっていた原因は?
想像してみて下さい、あなたには一卵性の双子がいたとします。
あなたはいつも怒られてばかり、褒められることもなくいつもマイナスの言葉ばかりあびせられます。
もう一人の兄弟は、親にいつも褒められて、プラスの言葉であふれています。
そんな双子が大きくなった時、あなたは兄弟に劣等感を抱かず、自信を持っていることが出来るで
しょうか?
基本的に自己肯定感は、過去から現在までの人間関係によって変化していきます。
容姿のかわいい人は、周りから「かわいい」と評価され、周りから自分にそそがれる視線などから自信をつけていきます。
学生時代に成績が良かった人は、先生や親から成績を褒められることによって自信をつけます。
自分に自信をつけることによって、自己肯定感は高くなっていきます。
逆を言えば、自分に劣等感を抱いている人、つい口癖のように「自分なんて・・・」と言ってしまいがちな人は、自己肯定感が低い傾向にあります。
自己肯定感が高くても低くても、それらは過去から現在までの人間関係から生まれる物なのです。
< 諸外国と比べてみると?日本人男女の自己肯定感 >
自己肯定感に関してよく言われるのが、日本人の自己肯定感は、多くの先進国の人々と比べて、かなり低いということです。
文部科学省の調査では、10歳頃から自己肯定感が低くなっていくようです。
みなさんも覚えがあるのではないでしょうか?
幼い頃多かった褒められる機会も、小学校中・高学年くらいになると、あたり前となってしまい、「宿題は?」「勉強は?」「〇〇ちゃんはいい子なのに。」など、注意され比べられる事が増えてゆきます。
友人との人間関係もだんだん複雑になってゆき、幼い頃のように「とりあえず自分大好き」ではいられなくなってきます。
特に日本人は「男だから」「女だから」という風潮がまだまだ根強くあり、それらの言葉を受けながら成長してゆきます。
ですが人には個性があり、個性を否定されることは自己肯定感を下げる要因となってしまいます。
(参考サイト)
日本の子どもの自己肯定感は10歳から下がり続ける!? | 自己肯定感で子どもが伸びる 12歳までの心と脳の育て方 | ダイヤモンド·オンライン (diamond.jp)
自己肯定感を下げてしまう男女の差はここにある?
男性の自己肯定感の特徴
男性は、今も昔も常に外で戦っています。
常に敵と戦う準備をしておかなければならない状況下において、戦いに勝つ為の武器を持
つというのは当然なことです。
強い武器を持てば、当然安心し、自信をつけます。
そしてそれらを持つことによって、自己肯定感が高まる傾向にあるのです。
例えば、高級車を持っている。
美人の彼女がいる。
給料が良い。
役職についている・・・などです。
男性はそれらを周りから認められることによって、自身の自己肯定感を上げる事になるのです。
例えば同窓会の案内が男性の手元に届いたとします。
男性は考えます。
「確かあの時仲の良かった友達は、大手コンサルタント企業に就職したって言ってたよな。
そういや〇〇は結婚して子供が出来たって言ってたっけ、奥さん美人だったもんな。
△△は自営業で当てて今めちゃくちゃ羽振り良いって聞いたよな。
俺なんて、給料ギリギリだし、彼女はいないし、なんか持ってるわけでもないし、
あ~~・・・・久しぶりにみんなには会いたいけど、楽しめる自信ねぇよ。」
そんな彼が同窓会に行けたとしても、自信を持って友人達と話が出来るでしょうか?
恐らく、当たり障りのない自身の状況を話して、昔話に花を咲かせることになるでしょう。
このように、特に男性は人と比べるときに、自身の持ち物や状況を比べてしまうのです。
女性の自己肯定感の特徴
女性は人と人とのコミュニケーションの中で、家庭を守り、生活してきました。
女性の社会進出の動きがピックアップされることもありますが、まだまだ生活基盤は家庭
にあるという女性の方が多いでしょう。
女性は男性よりもコミュニケーション能力を求められる生活環境にあります。
コミュニケーション能力の高い人の特徴として、話が面白い・ポジティブ・明るいなどの
特徴があります。
そしてそのコミュニケーション能力の高い女性が、そのコミュニティーの中で強い発言権
を持つことになります。
なので、コミュニケーションに必要なマインドは、そのまま自己肯定感へと繋がる傾向に
なるのです。
その典型的な例が、ママ友の世界です。
複数人女性が集まり、自身や子どもを取り巻く状況の情報収集や、日頃感じる旦那の愚痴など、
多くの話が飛び交います。
その時、その場で一番輝けるのは、話が楽しく・面白く・情報量の多い女性なのです。
ママ友と一口に言っても、一つの地域にはいくつかのコミュニティがあり、情報量の多い女性は、様々なコミュニティに参加しています。
別のコミュニティで知った話を、また別のコミュニティで話すのです。
いくつかのコミュニティに居られるということは、それだけコミュニケーション力が高いということ。
そして自身のコミュニティを持てる様になれば、自分と話をする為に人が集まるという状態になり、自己肯定感も高まってゆくわけです。
今よりも自己肯定感を高めるには・・・
自己肯定感は、過去から現在までの人間関係によりますが、それらは大きく二つに分かれ
ます。
それは、内的要因と外的要因です。
内的要因では、性格のポジティブさや考え方、自身のマインドになります。
外的要因では、持ち物や、周りの環境になります。
例えば、「桃太郎」という日本一有名な昔話があります。
桃太郎が鬼退治に向かう際、おばあさんは”日本一おいしいきびだんご”を作ってくれて、
おじいさんは”日本一と書かれた旗”を作ってくれました。
おばあさんは、桃太郎がお腹が空いてひもじい思いをしないようにと内側から、おじいさんは、桃太郎が見た目からも強く見えるように外側から、二人は桃太郎へ鬼退治に行くための自信をつけさせたのです。
このような昔話からも、男性・女性の自信のつけ方の違いが分かるかと思います。
自己肯定感の高い男性は外的要因に対して、自己肯定感の高い女性は内的要因に対して、自信やゆとりを持っている傾向にあるのです。
まとめ
同じ自己肯定感の高い人、という特徴であっても、男性・女性によって理由や状況が変わ
る傾向にあることがわかります。
ですが、共通していること、それが自己肯定感を高める一番の方法は、”人に認められると
いうこと”なのです。
人は挨拶をするとき、ただ「おはよう」と言われるよりも、「〇〇さん、おはよう」と言われる方が、気
分が上がります。
それは、名前を入れることによって相手から存在が認められたと感じることができるからです。