誰だって幼い頃、少女漫画やドラマをみて恋愛に憧れた時期があるはずです。
かくいう私も子供の頃、池谷理代子先生の傑作『ベルサイユのばら』にハマりました。
「アンドレとフェルゼン、付き合うならどっちかな?」と考えるだけで一日過ごせたものです。
同様に、少年少女誰もが一度は恋に憧れたのではないでしょうか。
しかし、いざ大人になってみると厄介なもの。
家事や仕事に追われ、恋してなくても忙しい毎日です。
「休日は友人と過ごすか、趣味に没頭する」状態で、気づけば異性と縁遠くなってしまっていた…なんてことに。
もちろん、恋愛だけが人生のすべてではありません。
仕事や趣味に力を入れることも、家族や友人を大切にすることも、同じくらい素晴らしい過ごし方です。
ですが、恋は人生をドラマチックに変えてくれるもの。
ふとした瞬間に、「漫画やドラマみたいな恋、してみたい…」と思ったりは、しませんか?
私は女子校に通っていたため、異性との付き合い方がまったくわかりませんでした。
向こうが笑顔で話しかけてくれても、引きつった顔でうなずくだけ。
気まずい雰囲気になってしまい、本当に申し訳ないことをしたと思います。
しかし、頭を切り替えて「最低限、笑顔で挨拶だけはする」ことを心がけるようになると、状況は一変。
周囲の人に「ちょっと人見知りだけど感じが良いな」と思ってもらいつつ、自分の中で異性と話すことが当たり前になるように努めました。
結果、一年たつ頃には異性とも同性と同じ感覚で会話できるようになり、さらに半年ほどたつと遊びに行く仲に。
そのうち、自然と恋人ができました。
そう、段階を踏めば、何事も少しずつ変えていくことができるのです!
「恋に一歩踏み出せない」「どうしたら良いのかわからない」という女性のために。
同記事は、有益な情報をどっさり用意しました。
目次
「恋愛の仕方がわからない人」理由は何がある?
「人生、自分から動かないと欲しいものは得られないね」
大学時代、卒業を間近に控えた先輩が贈ってくれた言葉です。
心に刺さり、今でもたびたび思い出しています。
自分の人生の主役は自分自身!なのに、こと恋愛に関しては「いつか、私に合った人が…」と立ち止まってしまう人が少なくありません。
また、「こんな私が恋なんて…」と、最初から諦めてしまっている人もいるようです。
しかし、何もしないうちに可能性を狭めていくのはNG。
恋愛は美男美女だけがするものではありません。
「私はなぜ恋愛していないのか」をきちんと分析し、対策を練れば良いのです!
昔の恋が心に残っている
「以前の恋人が忘れられず、新しい恋に進めない」…少女漫画にもよく出てくるシチュエーションです。
相手から冷たくされ、傷ついているという人もいれば、唐突にフラレてしまったのが忘れられないという人もいるでしょう。
「もうあんな経験したくない」そう考えて、無意識のうちに恋愛を避けているということも考えられます。
ですが、よく振り返ってみてください。あなたの恋愛経験は、最初から最後まで辛いものでしたか?
結末はどうであれ、最初はワクワク心躍るものだったはずです。ちょっとしたボタンの掛け違いで嫌な思いをしてしまいましたが、恋はバッドエンドばかりではありません。
私の友人に、異性からすごくモテる女性がいます。
彼女は同性の目から見てもとても可愛らしく、会話の面白い子でした。
当然、彼氏も途切れたことがないのですが、たびたび「フラれちゃった」「浮気されてた」「お金借りたままフェードアウト」といった理由で別れていました。
驚くのは、ひとしきり泣いたあと、「ま、いっか」と言ってケロッとする彼女の立ち直りの早さ。
「最後は嫌だったけど、付き合い始めはすごく優しかったから…」「二人で楽しいこと、たくさんしたし…」などと言って、嫌な思い出から良いことだけを上手く抽出していました。
「幸せ上手」ってこういうことを指すのだなぁと感じたのを覚えています。
明るく幸せそうな人に、人は寄ってくるもの。
案の定、彼女はそれからすぐにもっと素敵な人と付き合うようになりました。
漫画でも、恋愛で辛い思いをした主人公はたくさん登場しています。
彼らは悩み、苦しみながらも次の恋に挑戦するのです。
あなたも、ハッピーエンドに向けてもう一度恋の扉を開いてみませんか?
恋愛よりも仕事や趣味で忙しい
「仕事にやりがいを感じている」「趣味のおかげで毎日楽しい!」恋愛以外に人生を充実させる方法はたくさんあります。
働くことに喜びを感じている姿は美しいし、生き生きと趣味に興じる姿は輝いていることでしょう。
十分幸せな毎日。そこにもう一つ、恋愛という彩りを追加してみるのも刺激的ではありませんか?
「恋愛なんて興味ないなぁ」と思われるかもしれませんが、”自分だけの世界”を持っている人は不思議な魅力があるもの。
試しに恋活を始めてみたら、引く手あまたということもあります。
例として、私の知り合いの話を紹介しましょう。
茶道を本格的に学んでいる彼女は、学生時代初めて参加した合コンで「茶道やってるの?なんか真面目そう~」と言われたことを気に病み、恋愛から遠ざかっていました。
「私はモテないから…」そう思い込み、ひたすら茶道にだけ打ち込んでいた彼女の姿を、同じく茶道を学ぶ複数の男性が見ていたのです。
そしてある日突然、彼女は三人の男性に話しかけられたり、デートを申し込まれたりします。
「私といても退屈では?」と最初は半信半疑だったものの、いざ交流してみると予想外に盛り上がったそうです。
共通の趣味をもち、どこか他の女性にはない気品がある彼女に男性陣はメロメロ。
「異性との交際が、今はすごく楽しいんです」と笑っていました。
また、「人生の幸福度を高めるためには、自分の居場所”をたくさん作っておく方が良い」そうです。
「私には仕事しかない」「この趣味がなければ、私なんて…」と気負わず、さまざまな可能性を探ってみるのもオススメですよ。
職場や学校での出会いが少ない
「学校や職場に恋愛対象となる相手がいない」…一見恋に不利と思われる環境ですが、なんの問題もありません!
恋愛経験が豊かな女性は、環境がどうであれ恋人を作っているもの。
大切なのは、積極性です。
とはいっても、「どうやって出会いを増やせばいいんだろう…」と悩む人がほとんどでしょう。
そういう方は、まず人との接点を積極的に作りましょう。
人見知りの場合、近所の人や学校、職場で挨拶するところから始めてみると良いかもしれません。
そこから徐々に行動範囲を広げるのです。
趣味や習い事の集まりに顔を出してみる、”街コン”や”恋活パーティ”といったイベントに参加してみるといった選択肢もあります。
私の場合、「最近運動不足だなぁ…ダンスでもやってみよう!」と、アルゼンチンタンゴ教室に入った経験が。
様々な年代の男性と、練習で会話したり踊ってみたりして、楽しい時間を過ごしました。
教室なので話題を考える必要がなく、「今教えてもらったとこ、わかりました?」という感じで気軽に話しかけられるのも魅力の一つです。
受け身体質だと、いつまでも出会いはありません!ここは一つ、新しい自分になったつもりで積極的になってはいかがですか?
告白して、断られるのが怖い
漫画やドラマでよく見かける、ドラマチックな告白。憧れますよね。
ですが、現実それをやるのは勇気がいります。
そのうえ、一生懸命「付き合ってください!」と言っても、報われるとは限りません。
ここで、ある重要な事実を教えましょう。
恋している人は皆、告白して、断られることが怖いのです!
中には何回も断られて、そのショックを乗り越え、愛する人と出会えた人もいるはず。
そう、恋愛は楽しいばかりではなく、悲しかったり、苦しかったりすることもあるのです。
「ならやっぱり、恋愛なんてしない方がいいな…」と感じた方。ちょっと待ってください。
確かに、あえて嫌なことに直面する必要はないかもしれません。
しかし、そこは気楽に考えてみるのも一つの手です。
たとえば、「自分は少女漫画の主人公で、これから物語がスタートするのだ」と想像してみるのはいかがでしょう?
「はあ?」と思われるかもしれませんが、自分の人生は自分のもの。
どう捉えるかは、自分次第です。
さらに、人生は考え方次第で変わると言われています。
貴女自身が「これからドラマチックな恋愛が起こるのだ」と信じれば、貴女の意識に変化が生じ、行動も違っていくでしょう。
”貴女の人生”という物語の中では、迫りくる苦難もハッピーエンドへのスパイスに過ぎません。
告白して断られたとしても、それは貴女の相手ではなかったということなのです。
いかがでしょうか?フラれたとしても、人生をドラマティックにする要素が増えただけ。
そう考えれば、急に恋が刺激的なゲームのように思えてきませんか。
なんで恋できないのかわからない
「なぜか恋が実を結ばない」、「どうしてかわからないが、恋愛と縁遠い」
恋愛したい気持ちは十分にあるのに、なぜか上手くいかないという人もいます。
そういう方に多いのが、「目的意識の強い」タイプ。
「結婚したい」「子供がほしい」といった結果を意識して行動するため、相手の気持ちが置いてけぼりとなることが多いです。
また、相手を選ぶ際も条件を重視してしまうため、後になって自分との相性が合わないとわかることも。
私の友人にも、「〇〇歳までに結婚して、子供は二人で、習い事は男の子ならサッカー、女の子なら…」という風に細かく計画している人がいました。
当然、相手の男性に望む条件もしっかり決めており、当てはまらない男性は眼中にありません。
厳密な選定の結果、一番条件に合う男性と交際を始めた彼女。
しかしあまり幸せそうではありません。
「仕事してて、明日デートだな、と思うと気が重くなる」「休みの日が憂鬱」ついにはそうこぼすようになり、周囲の説得で別れたようです。
実は彼女、条件外の男性でひそかに気になる人がいたため、その後試しにお付き合いをスタート。
今では計画とはまったく異なる、しかし遥かに幸せそうな家庭を得ています。
恋愛は相手ありきのものです。社会や周囲の価値観はひとまずシャットアウト。
目の前にいる相手を大事にして、一緒の時間を充実したものにしましょう。
また、真面目すぎる人も恋愛しにくい可能性があります。
なぜなら、ドラマや漫画で得た知識からハードルを高く設定している場合が多いからです。
「恋とはこんなにときめくもの」「もっと劇的な出会いがあるのでは?」など、肩に力が入りがち。
ですが、”運命の出会い”なんてそうそう起こるものではありません。
「この人、一緒にいて楽しいな」「感じの良い人で、なんとなく好きだな」など、穏やかな始まりもあるのです。
頭でっかちにならず、自分の感情に従ってみるのも良いですよ。
他にも、「一人が好きで、あまり恋愛を必要としない」方もいます。
マイペースで、他人に合わせるのを苦手とする場合が多いので、性格の合う方でないとお付き合いは難しいでしょう。
恋愛感情より、「同じ空間にいて心地よい人」を重視してみると良いかもしれません。
上手に恋愛を始める簡単なコツは?
さあ、なぜ自分が恋愛しないのか、わかりましたか?
自己分析が済んだら、いよいよ恋を始めてみましょう。
「でも恋って自然に起こるものでは?」と不思議に思った貴女。
その通りです。「恋がしたい」と思っても、ふさわしい相手が現れない限りできるものではありません。
しかし、”運命の出会い”なんてそうそう起こらないもの。
ならば、こちらから積極的に働きかけるしかありません。
詳しいやり方を説明していくので、「これはできそう」と思ったものから真似していくと良いでしょう。
恋愛に不慣れなら、ちょっとずつチャレンジしてみると良いですよ。
漫画やドラマ、映画で恋愛の良さを再確認しよう!
「今までに一度も恋したことがない」という貴女。それは間違いです。
実際に恋人がいたことはなくても、恋愛をテーマにした漫画やドラマを観たことはあるでしょう?
フィクションは疑似体験。貴女も立派に”恋愛”を経験しているのです。
鑑賞して、「やっぱり恋って良いなぁ…」「私も、恋愛してみたいな…」と感じたのならしめたもの。恋活するための、強いモチベーションとなります。
また、有名な漫画や映画を知っておくことは、話題作りに最適です。
「話しかけてみたいな」と思う人がいたら、「この前評判の作品を見たんですけど…」と会話のきっかけにしてみると良いかもしれません。
性別を問わず、気軽に声をかけてみよう
恋愛していない人の特徴として、「そもそも人との接点が少ない」が挙げられます。
社交的な人はその分多くの人と知り合えるチャンスがあり、そこから恋愛に発展する可能性が高いのです。
手始めに、周りの人に明るく笑顔で挨拶してみましょう。
「そんなことから?」と思われるかもしれませんが、挨拶ができる人は好印象をもってもらえます。
日頃から挨拶することを習慣づけておくと、感じの良い女性になれますよ。
出会いを目的としたイベントに参加する
「日常生活で自然と恋人を作れる気がしない…」という方は、合コンや街コン、恋活パーティーに参加することをオススメします。
最近では友達づくりを目的としたものや、同じ趣味をもつ人同士が集まるものもあり、初心者でも楽しく過ごせそうです。
何事も、初めから上手くいくことなどありません。
まずいろいろな人と交流してみると、「私はどんな人がタイプなのか」「どんな過ごし方がしたいか」が明確になって、恋人探しがスムーズにいきますよ。
また、「そもそも人と顔を合わせるのが苦手」という方は、マッチングアプリを試してみると良いです。
オンラインで交流できるため、実際に動かなければならない合コンや恋活パーティより気軽にできるのがメリット。
「でも犯罪や事件に巻き込まれたら…」と安全性に疑問を持たれるかもしれませんが、最近では運営側がしっかり対策を立てているようです。
まずは相手と知り合ってみないと、恋は始まらないもの。勇気を出して、出会いの機会を作ってみるのも良いかもしれません。
まとめ
恋愛の仕方がわからない女性に向けて、その原因と対処法をご説明しました。
恋愛と縁遠い女性の特徴
- 過去の恋にとらわれている
- 仕事や趣味で忙しい
- 相手に断られるのが怖い
- なんで恋ができないかよくわからない
恋愛の進め方
- 恋をテーマにした漫画やドラマ、映画を観る
- 性別を問わず、気軽に声をかけるようにする
- 出会いを目的としたイベントに参加する
恋は面倒くさいし、拒絶されたら怖いもの。
ですが、困難を乗り越えて得た恋人は、貴女にとって大事な存在になっているはずです。
ほんの少し、勇気を振り絞って、新しい出会いに踏み出してみませんか。
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