お父さんが優しくて頼りになり、なんでも受け入れてくれる存在であれば、ファザコンになってしまいますよね。
しかし、逆に甘えさせてもらえず、もっと父との距離を縮めたかった女性も、実は、ファザコンかもしれません。
私は、幼少期から父が大好きでした。しかし、その事をあまり意識していませんでした。
結婚し、子育てをしていく中で、自分の幼少期も鮮明に思い出される事が増え、「私ってファザコンかも」と感じる様になりました。
そんな私の経験を踏まえながら、ファザコン女性や、ファザコンかもしれない女性の心理的特徴と恋愛傾向をまとめてみました。
ぜひ参考にして頂き、ファザコンへの理解を深める事で、自分らしい恋愛をして頂けたらと思います。
目次
ファザコンとは?
父親の事が大好きすぎてなかなか離れられない、もしくは、大好きな父親のような愛情を他の男性にも求めてしまう性格の女性の事を言います。
私も今思えば、現在の旦那と付き合っていた頃には父親像を求めていませんでしたが、結婚して子供ができた時、父と夫の違いに愕然とした事を覚えています。。。
私は、子供が生まれたら男性は、「子煩悩になる」と思い込んでいました。
私の父の様に会社から帰宅したら、「子供達を喜んでお風呂に入れてくれる」「三点倒立や鉄棒の練習に辛抱強く付き合ってくれる」そう思い込んでいたので、モヤモヤした時期もありました。
同じ様に結婚し子育て中のママ友達と話していく内に、全ての男性が父と同じ様に「子煩悩ではない」という事がわかり、パパ大好きなファザコン気質だったことに気づきました。
ファザコンになってしまう心理的原因
女性がファザコンになってしまう原因には2パターンあります。
父親から過度の愛情を受けて育ってきたパターン
父親との関係が濃厚で、適切な時期に子離れ・親離れしないまま大人になった事が原因と考えられます。
また、母親との心の距離が遠く、父親の方が心の距離が近いことも要因の一つです。
私は父が大好きです。
振り返ってみると、父を「うるさい」と思ったことも「くさい」と思ったこともなかったです。
子供の時から、父がイベントごとや公園によく連れて行ってくれたり、母に怒られた時は、父に話を聞いてもらっていました。
そりゃあ、父大好きにしかなりませんよね?
父の愛情を十分に感じることなく育ってしまったパターン
もう一つは、内に秘めたファザコンタイプです。
このタイプは、小さい頃から父の愛情を十分に感じることなく育ってしまったパターンです。
父親との関係が満たされないまま大人になってしまい、「もっと父に愛されたかった。」「もっと父と話したかった。」「もっと父に優しくされたかった。」などの感情が心の中に残ってしまっているのが原因です。
子供時代、友達が優しそうなお父さんに抱っこされてるのを見て、「私もして欲しい!」と思い切って言えなかったり、言ってもしてもらえなかったり、、、
なんて経験がきっかけになってしまうかもしれませんね。私は、母に対してその感情が強かったように思います。
幼心に、誰しも持っている感情では無いでしょうか?
ファザコンの心理的特徴
過度の愛情を受けたファザコンタイプの特徴
甘え上手
父親から愛情をたっぷり受けて成長したファザコン女性は、甘える事がとても上手です。
小さい頃から「父は私のことを受け入れてくれる」という経験が豊富なため、男性への甘え方も自然と身につけているのです。
男性は甘えられ頼られた時に、本領を発揮する傾向にあります。
そういう意味では、甘え上手なファザコン女性は、羨ましい存在であり、ぜひ真似したいですね。
私は、甘え上手だったかというと、学生時代はそうだったと思いますが、大人になり、子を持つ母になると甘え下手になった気がします。
人はその時の環境で変わりますね。
甘え過ぎは良く無いですが、人は、頼りあって支えあって生きていく生き物なので、「甘え上手」は、決して悪いことでは無いと思います。
一緒にいる男性も、女性に頼られたり、甘えられることによって成長していくパワーになるので、「良き武器」として大事にして欲しいと思います。
自分の気持ちを伝える事が得意
父親からたっぷり話を聞いてもらったり、肯定してもらえた経験が豊富なため、自分の気持ちはストレートに伝える事ができます。
ファザコン女性は、幼少期から父に甘えるために、発言を工夫したり、どのように伝えれば気持ちが伝わりやすいく、喜んで行動してもらえるかを自然と観察し行動しています。
そのため、大人になってからも男性を相手にストレートな気持ちを上手に伝える事ができるのです。
確かに私も父の方が、話を聞いてくれたり行きたい場所に連れて行ってくれたので、男性の方がお願いしやすいところはありました。
そう考えると、幼少期の父との関係は、とても大きな影響があると感じました。
男友達との方が落ち着く
ファザコン女性は、幼少期から父の愛情をたっぷりうけ、父との「心地よい時間」をたくさん過ごしています。
そのため、女友達の心理よりも男友達の心理の方が理解しやすく、自然と打ち解けられます。
女友達には、どこか気をつかってしまう部分があるでしょう。
私も小学校・中学校・高校と男友達が多く、男友達といる方が、どこか「いごこちが良く」感じ、一時期は、「男になりたい!」とまで思うこともありました。
どうしても、「男たらし」な目で見られることもあり、そんな自分が「嫌」でした。女友達ともたくさん仲良くしたいのに、男友達の方が「楽」なのです。
でも、もし昔の自分に伝えれるなら、「ファザコンだから仕方ないよ!そのうち、いろいろな経験を積んだら、女の子とも充分仲良くなれるよ!」と、声をかけてあげたいですね。
内に秘めたファザコンタイプの特徴
自分に自信がない
父親の愛情を充分に感じることなく育ち、それが原因でファザコンになってしまった女性は、父に認めてもらえない事や話を聞いてもらえない事が、トラウマになり、人の評価に敏感になってしまい、承認欲求が強く出てしまいます。
また、「ありのままの自分」を認めてもらえず父の顔色をうかがいながら成長していくことにより、自己肯定感も低く、友人や周りの人に褒められても、「自分なんてまだまだ」と、自分を認めて褒めてあげる事ができません。
ちょっと辛いですね。
少し客観的にみてみると、そんな父に育てられたあなたは、本当はたっぷり愛されていたのかもしれません。
愛情表現が苦手な男性はたくさんいます。
家族を養うために、仕事のことでいっぱいいっぱいだった場合もあるでしょう。
そして、そんな父も、もしかしたら、自己肯定感が低かったのかもしれませんね。
男友達にも緊張する
内に秘めたファザコンタイプの女性は、幼少期に父との距離を縮めることが出来ず、父に守ってもらう!
というよりは、気を使ったり、顔色を伺う存在です。
そのため、男性心理がよくわからず、男性と関わることが少し負担に感じるかもしれません。
「こんなこと言っても大丈夫かな?」「こんなこと頼んで本当は負担にならないかな?」など、気を使ってしまうことあるでしょう。
でも、私は、父親が否定したことでも、相手によって受け取り方が違うので思い切って、言ってみたり、頼ってみても良いと思います。
なんでも一気にしようとすると心に負担になるので、ほんの少しずつお願いしたり、頼ったりしてみた時に、相手が喜んで応えてくれることが増えていくと、緊張から少しづつ開放されていくかもしれませんね。
優柔不断で依存心が強め
父親から認められた経験や肯定された経験が少ない女性は、自分が決めたことに対してなかなか自信が持てず、誰かに肯定してもらわないと不安になってしまうことがあります。
ついつい強い意見の人に流されてしまうことも。。。
また、その自信のなさから不安にもなりやすく、人や仕事、恋愛などに依存しやすい傾向にあるでしょう。
私も真面目で厳格な母に育てられたため、私の意見を聞いてもらえなかったり、肯定してもらえなかったりした経験があるので、すごく共感します。
でも、今は、まずは自分で自分のことを否定しないように気をつけたり、「私はよく頑張っている。」と自分を認めてあげることによって、自己肯定感を自分で高めています。
自己肯定感が低めで、ついつい依存してしまいがちの方は、まず、自分で自分を否定せず肯定してあげることをオススメします。
こちらもCHECK
ファザコン女性の恋愛傾向
過度の愛情を受けたファザコン女性の恋愛傾向
男性にモテる
たっぷり父の愛情を受けて育った女性は、男性に甘えることが上手なため、男性との距離が近づくスピードが速いです。
男性の「頼られたい」「守ってあげたい」欲求を上手にくすぶる術を持ったファザコン女性は、知らぬ間に男性を虜にしていることも、、、また、愛情表現もストレートなため、両想いになるスピードも速いでしょう。
男性は、感情を読み取る能力が女性より低いため、素直に言葉や行動で表現してくれる女性に惹かれるのです。
私も、バレンタインには好きな人に自分からチョコを積極的に渡すタイプでした。
そして、結婚した今も夫に対して「大好き」と思った瞬間に、「大好きだよ」と伝えるようにしています。
結婚すると、逆に照れくさい時もありますが、「大好きだよ」とか「愛してるよ」の気持ちを言葉で伝えられたら、男性でも女性でも嬉しいですよね?
年上男性を好む
ファザコン女性は、父親のように頼り甲斐があり、守ってくれる男性を好みます。
そのため、頼りなく感じる年下男性や、同年代男性には興味を持ちにくいです。
年上男性は、包容力があり、人生経験が豊富なため女性の気持ちに寄り添った話の聞き方も上手く、ファザコン女性の求める、「受け入れてくれる安心感」を得られるのです。
私も初恋は、小学校の担任の先生でした。
当初、ただ人として好きなのか、恋愛感情なのかわかりませんでしたが、思い返してみると、恋愛感情に極めて近かったと思います。
当時先生は、20代前半でした。
小学校5年生の私からすると、すごく大人で、しかも生徒の気持ちをとても大切にしてくれる、人気のある先生でした。
しかし、まもなくして他の学校の先生と結婚してしまい、すごくショックを受けたのを覚えています。。。そして、その後も、好きになる人は、年上ばかりでした。
不倫しやすい
ファザコン女性は、父性のある年上男性に惹かれやすいため、家庭を持ち家族を支える存在である既婚の男性にも惹かれてしまうことが多いでしょう。
「不倫になってしまうから」と、身を引くことができれば良いのですが、男性側からもアプローチされてしまうと、禁断の恋に発展してしまうことも十分あり得ます。
私も20代前半の頃、既婚者男性を好きになってしまったことがあります。
何度か食事をしましたが、お互いそこでストップ出来ました。
今考えると、相手には奥さんがいたので好意を持っていながら食事に行くこと自体失礼なことをしてしまっていたな、、、と反省しています。
自分が奥さんの立場になってみると、良い気分ではないですよね?
なので、好意を持った男性が、既婚者男性と分かり次第、身を引くことをオススメします。
身を引くことで、きっともっと良い男性との出会いにつながるでしょう。
内に秘めたファザコン女性の恋愛傾向
男性に尽くしすぎてしまう
内に秘めたファザコンタイプの女性は、男性と付き合うことが出来ても、父に愛された経験が少ないため、本当に愛されているのか不安になってしまいます。
そして、その不安を埋めるため、尽くす恋に走りがちになってしまいます。
彼氏の顔色を伺いながら、彼が喜んでくれると、ホッとするのです。
しかし、自分を犠牲にしていることに気付けない恋愛は、どんどんエスカレートしていくので、要注意です。自己犠牲の上に成り立つ幸せなどないからです。
この記事を読んで、もし心がザワザワしたら、一度立ち止まって自分の心と向き合ってみてくださいね。
自分を大切にしてあげると、同じように大切にしてくれる男性に巡り会う事ができますよ。
不安感から愛情を試しすぎてしまう
父からの愛情を欲していた女性は、「好き」という言葉だけでは安心できず、どこまで自分を愛してくれているのか、相手の行動で愛情の大きさを測ろうとします。
そして、幼少期に埋められなかった父から「愛されたい欲求」を彼氏に求めてしまいます。
「愛しているならこれくらいできるでしょ?!」という気持ちをぶつけてしまう事もあるでしょう。
しかし、過度な愛情を試す行為は、彼氏への負担になってしまう事もあるので、自分と相手を信じ、できるだけ軽減するようにしましょう。
父親と正反対の男性を好む
幼少期に、父親から大事にされずに育った女性は、自分の頭の中で理想の父親像をつくり、それが理想の男性像になる事があります。
年上で、落ち着いていて、女性のことを理解し、受け入れてくれるような男性です。
理想が高くなり過ぎて、恋愛に発展しにくかったり、付き合っては別れてを繰り返す傾向にあるでしょう。
家族でも親友でも全てを理解し合うことは、なかなか難しいことだと思います。
恋愛をする時は、その時を思いっきり楽しむ余裕を持っていたいですね。
恋愛は、人生においてとても刺激になる貴重な経験になると思います。
まとめ
ファザコンの心理的特徴
過度の愛情を受けたファザコンタイプの特徴
- 甘え上手
- 自分の気持ちを伝える事が得意
- 男友達との方が落ち着く
内に秘めたファザコンタイプの特徴
- 自分に自信がない
- 男友達にも緊張する
- 優柔不断で依存心が強め
ファザコン女性の恋愛傾向
過度の愛情を受けたファザコンタイプの恋愛傾向
- 男性にもてる
- 年上男性を好む
- 不倫しやすい
内に秘めたファザコンタイプの恋愛傾向
- 男性に尽くし過ぎてしまう
- 不安感から愛情を試し過ぎてしまう
- 父親と正反対の男性を好む
ファザコンは、幼少期の父親との関係が影響します。
ですが、幼少期に父親も母親も優しく、「すべて満たされて成長した!」なんて話は、あまり聞いた事がありません。
人間は、みんな完璧ではないのです。
何かしらの悩みやトラウマの1つや2つ、、、いや3つくらいは抱えているものでしょう。
ファザコンである自分を理解し、認めてあげる事で、もっと素敵な出会いや理想の相手に出会えるかもしれません。
過度でなければ、ファザコンは、家族を大切に思う気持ちなので、良い事だと思います。
こちらもCHECK
-
私が実践した「どうにもできない悩み」の解決方法ご紹介します!
こんにちは。日々の悩みが尽きないちはるです。 皆さんは日々の生活に疲れていませんか? 私も職場での人間関係、育児や姑との関係に悩む時期がありました。 以前の私は、どちらかと言えばネガティブな方で、些細 ...
続きを見る