主婦の悩み

長男の嫁必見!義理親と同居はイライラの限界?メリット・デメリット解説

今は昔と違い、「長男の嫁」だからといって、必ずしも同居をしなくてはならない、というこコトばかりではなくなって来ています。

そうはいっても、昔からのしきたりを重んじる家庭や特に田舎の方では、まだまだ「長男は結婚したら家を継ぐ」という考えが根強くあるのも事実です。

また、義理親が介護状態になったとき、真っ先に白羽の矢が立つのが、「長男の嫁」ですよね。

私の知り合いにも、別居の姑から「私たちは、将来あなたがいるから心配はないわね~」「動けなくなった時、よろしくね」などと、親戚の前で同居のプレッシャーを掛けられ、精神的ストレスがかかり、イライラが限界の友人もおります。

 そこで今回は、義理両親との同居はイライラすることばかりなのか、メリット・デメリットをまとめてみました。

長男の嫁でいることのメリットは?

金銭的援助が受けられる

 住宅費は家庭でも大きな割合を示します。

それが同居により、まるまる浮くとなると、こんなに助かることはありませんよね。

その分、家族でのお楽しみが増えたり、将来に向けての貯蓄に回すことも可能です。

 また、両親が持ち家の場合、万が一亡くなったときは、同居している長男が継ぐのが当たり前です。

その分、旦那さんの兄妹と揉めることもなく、スムーズに引き継げるでしょう。

将来的に資産を得られるというのも、魅力の1つですね。

子供を可愛がってもらえる

義理両親にとって、長男の子供は内孫であり、家を継ぐという事においても大事な宝です。

その分、外にいる孫よりは当然、目にかけてもらえる存在になるはずです。

私の周りには、「義理親が学資保険をかけてくれた」「バレエを習いたいと娘が言い出し、費用で悩んでいた所、週2日1万円の月謝を負担すると申し出てくれた」という方もいますが、だいたい同居しているケースが多いです。

いわゆる「孤育て」になりにくい

出産・育児は女性にとって大変な事です。

そんなとき頼りになるお姑さんの存在があれば頼もしいですよね。

もちろん、「自分の母親のほうが・・」という思いはあるでしょう。

姑である存在にどこまで頼っていいのか?という遠慮もあると思います。

しかし、日本では昔から、おじいちゃん、おばあちゃんがいる家庭が当たり前でした。

それも、義理親の家庭においてです。

私自身もそういった環境で育ちました。6人家族で、夕飯時はいつも賑やかでした。そういった環境はお子さんにとってもいい影響を与えることができると思います。

仕事が見つかりやすい

また、義理両親に理解があれば、お嫁さんが息抜きにパートにで出たりすることもだいぶ、スムーズになると思います。

保育園の待機児童問題は深刻ですし、運良く入れても、子供の体調不良で、何度も欠勤や、遅刻・早退を余儀なくされ、会社に居辛い中で働きに出ている方もかなり多いですよね。

私の知り合いのママは、幼稚園の延長保育を利用して、仕事をしてます。

元々が働くママの為の施設では無い為、施設でちょっとしたイベントがあるだけで、延長NGになったりしています。

幸い、その職場は融通が利くので大丈夫なようですが、サービス業などでは雇用自体され辛い環境です。

ですが、祖父、祖母のフォロー体制がある家庭であれば雇用先にも雇われやすくなりますし、何より自分が安心して働きに出られそうです。

 

長男の嫁でいることのデメリットは?

「過干渉」になりがち

今まで、赤の他人だった人同士が一緒に暮らすのですから、生活習慣や考え方が違うのは当たり前です。

それに加えて、世代間のギャップもありますから、新しい考え方が受け入れられない・古い考え方を押し付けてしまいがち・・・。

生活スタイルにあれや、これや口出しされることが1番、ネックになっていると思います。

 私自身も、義理親ではないものの、親戚に、子供におしゃぶりを与えた事をネチネチ言われました。

また、1歳前から保育園に預けて働きにでてたので安易に「可哀想・・」を連発され、嫌な思いをしたことがありました。

これが、同居して毎日ともなると、想像だけでも気鬱になりますよね。

後継を産む事を期待される

これは同居に限らずですが、「長男の嫁」となると、今だに「家系を絶やさない為に家を継ぐ子を早く産んでほしい」と期待されることが少なくありません。

夫婦で話し合い、自分たちのタイミングで・・と考えていてもこういったプレッシャーをかけられると、「子供は義理家のために産むわけじゃないわ!」と嫌になってしましますよね。

しかも、同居という環境では、毎日プレッシャーに晒され続けます。

介護の負担が大きい

これも「長男の嫁」としては避けては通れない問題ですよね。

今まで、別々に暮らしていたのに介護を切欠に同居になる家庭も多いと思います。

 他に兄妹がいて、近くに住んでいても、「お嫁さんが一緒に住んでるから・・」と丸投げにされることも多いと思います。

親戚が集まると大変

ご両親と長男夫婦がいる家は、いわば本家ですので、どうしたって、お盆やお正月の節目には、大勢の親戚が集まります。

そうすると、もてなしの料理の買い出しから配膳に至るまで、目の回るような忙しさになり、扱いはまるでお手伝いさんです。

 座りっぱなしの義妹や、義弟の嫁などに比べると負担の多さは溜息がでますね。

 

義理親とイライラせず円満に同居するにはどうすればいい?

このように、長男の嫁のイライラ限界の原因になりやすい同居です。

するとなってしまえば、メリットの方を享受しつつ、win-winの関係を築けるようにしたいものですよね。なので、義理親との同居生活が上手くいくコツをお伝えします。

夫婦間の考えを話し合い、認識を共有させておく

結婚相手が長男の方は特に、いつか来るかもしれない同居についての考えを、事前によくよく話し合い、夫婦が同じ意見であるよう摺り合わせておいたほうが良いでしょう。

同居のタイミングや、自分自身の両親のことについて、お互いの介護の負担はどうするか?など、思いつく限りのことを話合っておくことが大事だと思います。

夫に間に入ってもらう

何かあったときには、面倒がらずに、ご主人が間に入ることを約束してもらいましょう。

それが無理なら、同居自体を拒否してもいいと思います。

貴方の選んだ夫であり、義理親の大事な息子なのですから、何かあった時は、率先して解決に動いてもらうよう話しておきましょう。

貴方のほうからも、一方的な愚痴や不満を漏らすのではなく、あくまで「困っているので助けてほしい」とお願いするように話すのを心がけて見てください。

ルールを決める

同居の前に「絶体守ってほしいルール」生活上必要なことに関する取り決め」について話あっておきましょう。

貴方とご主人のライフスタイルを踏まえた上で、「生活費」「住宅ローン」などの金銭面、「家事の分担」「子育てについて」など、大事なことをご主人に間に立って貰い、譲歩できることは譲歩し、譲れないことは「絶対無理」と明確にしておいた方が良いでしょう。

生活スペースを分ける

今まで違うライフスタイルで生きてきた訳ですから、何もかも一緒にしようとすれば、息が詰まります。

ご主人と合わせるのだけでもお互いの歩み寄りが必要だったのに、世代の違う義理親と同じ時間軸で過ごすのは無理がありますよね。

昔は、お嫁さんがその家に何もかも合わせてきたのだと思いますが、今の時代そんなことすれば、「なぜ、私一人が我慢しないとならないの!?」と爆発して当たり前です。

なので、二世帯住宅で同居できるのが1番望ましいとは思いますが、無理なら、食事は各々の世帯で取る、部屋を分ける等の工夫が必要と思います。

義理親とコミュニケーションを取る

他人同士が同じ家に住む家族となるのですから、上手くいかないことも多いと思います。

だからと言って、態度に出し続けたり、いつも不満な顔をして心を閉ざしていたら、円満な関係には決して向かっていきません。

貴方の方からも、歩み寄る姿勢を心がけるようにしましょう。

挨拶は必ずする、たまには一緒に買い物に行く、お誕生日は、プレゼントを贈る、など普段から良好な関係でいられるようコミュニケーションをとっておくと良いでしょう。

そういった姿勢が見えれば、義理親にとっても「可愛い嫁」になるに違いありません。

ちなみに、私の母は「長男の嫁」で、姑とは仲が悪く(笑)毎日、愚痴を聞かされました。

しかし、祖母が亡くなったときは、最後までお棺に縋り付いて泣いていたのも母でした。

人間の感情は複雑なものだとシミジミ感じました。

 

まとめ

「長男の嫁」は同居を余儀なくされる可能性が高く、イライラが時には限界に達してしまうこともあるかと思います。

しかし、この記事を読んだ方が少しでも良い点に目を向けて、家族全員が笑顔で暮らせるよう願っております。

今は昔と違い、「嫁だから我慢しなくてはならない」という時代ではありません。

せっかく縁あって、家族になったのですからストレスの無い、幸せな家庭を目指してできる限り頑張りましょう!

 

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